私の体験した出産 助産院との出会い

2010年6月30日 10時31分 | カテゴリー: 暮らしかたを見直そう, 活動報告

医療に頼らず生きものであることを学ぶ

生まれてまもない長男を抱いて
生まれてまもない長男を抱いて
私の子育ては、妊娠に気づいて助産院に出会った時から始まりました。お母さんの気持ちを大切にし、話を時間の許す限り聞いてもらいました。また、体を冷やさないための服の着方、食べ物と食べ方、生活習慣などをていねいに繰り返し教えてくれます。お腹の赤ちゃんもひとりの人間として語りかけ、とても大切にしてもらうのです。

生物であり女性である自分の体のことを、トータルで教えてくれるところにそれまで出会ったことはありませんでした。自然なお産に向かって意識を集中させていくように、さまざまな講座が用意され、いよいよ出産が近づくと自分が迎えたいお産のイメージを自分で考え描き、助産院のスタッフはそれを実現させるために惜しみないサポートをしてくれます。

医療に頼るのではなく、心と体を生物としての自然な状態にもっていき、お産を自然に通過させてくれる、それは本当にすばらしい体験でした。

幸せな入院生活が終わり退院したあと、もう助産院に行く用事がなくなってしまっても、初めての赤ちゃんについてわからないことだらけで、ほぼ毎日助産院に電話をかけてはいろいろ聞いて教えてもらっていました。後にそこで同じく出産した友人も、退院後に毎日電話していたことを聞きました。助産院はこんなこともしてくれているのです。

助産院で出産したお母さんたちはその後、月に1度情報交換のために会を開いていて、産後外に出られなかった私にとって、そこに参加するのは本当に心のよりどころでした。ここのお母さんたちは、子どもが病気になったとき、すぐ医者にかかり薬を飲ませるよりは、その子の力で病気を自然に経過できるよう、自然療法の力を借りたり、強い体をつくるためにふだんの食事に気をつけたり、そんな傾向を持っています。そしてそのための勉強の機会を多く持つようにしていました。私もそこでいろんなことを教えられました。

出産したお母さんたちに大きな影響を与えている助産院、もう一度ここに来たくてふたり3人目を産むお母さんもいると聞きますから、その社会貢献度の大さは計り知れません。

人も自分も大切にすること、調子が悪いときはゆっくり休むこと、多くの人がこのような姿勢を持てば、もっとみんなが生きやすい社会になるのではないでしょうか。教育の現場でもこういう考えを取り入れてほしいと強く思います。