留学生との1日 〜後半〜

ホームビジットプログラムに参加して②

右が留学生のL君
右が留学生のL君
この日は阿佐ヶ谷の朝鮮第九初級学校でお祭りがあったので、行ってみることになりました。Lくんは日本にそういう学校が存在しているとまったく知らなかったそう。私達にとっても初めての訪問でした。

学校には舞台が設置され、そこで子ども達が歌を歌ったり、空手の演舞を見せてくれたり普段の学習の成果が発表されていました。そこで使われている言葉が朝鮮語で、日本の中にあって自分達の文化、言葉を守り通している姿に感銘を受けました。屋台もいろんな種類のキムチやチヂミがあったり、とかなり特徴的でした。一番驚いたのは、生の焼肉が皿に盛られていて、それを買うと火のついた炭がセットされた七輪を貸してくれて、テーブルまでそれを持っていってその場で焼いて食べるようになっていたことです。焼肉を包むサンチュもあって、各テーブルからは焼肉の煙が立ち登り、皆がゆっくりと充実した食事を楽しむ姿があって、これがこの人たちの大切にしてきた文化なのだとカルチャーショックを受けました。Lくんもそこで話されている言葉が自分の使う韓国語とはだいぶ違ったり、韓国と日本との歴史があって、そしてこういう学校が日本に存在するということに初めて触れる機会になったと思います。

我が家の食事の特徴は肉を使わない、魚もたまにというところです。別に家族全員が絶対に肉を食べないということではありませんが、家では肉を買わないので無いのです。この日の夕食のカレーも「たかきび」という雑穀を肉の代わりに使ったカレー。Lくんも「韓国でお母さんが作る食事はそうだったから自分も慣れている」という話をしてくれて、おもてなしのときに肉が無いのは失礼かと思って心配していたけれど、無理して肉を出すことをしなくて良かったのかなとホッとしました。

一休みした後は外で花火をして、みんなでLくんを浜田山駅まで見送りに行きました。
Lくんが帰る頃には、息子はたくさん遊んでくれたお兄ちゃんにとってもなついていました。夫も私もまだ日本語が充分できないLくんと、地図を引っ張り出して一生懸命しゃべったり、いろんなところを見てほしいと思って引っ張りまわしたり、盛りだくさんになりましたが、とても楽しい思いをさせてもらいました。

その後Lくんからは丁寧な字でかかれたお礼のお手紙をもらったり、連絡をとりあっています。Lくんが志望の大学に合格し、日本で多くの良い出会いに恵まれ、充実した日々を送ってほしいと心から願います。