「ミツバチの羽音と地球の回転」杉並自主上映会に100人が来場

原発・化石燃料から自然エネルギーにシフトする運動を広げていきたい

鎌仲監督と
鎌仲監督と
この映画は私にとって、何か行動を起こさなければと奮い立たされ、ひいては議員に立候補することを決めるきっかけをくれた特別な映画です。(こちら)この映画の舞台になった山口県上関(かみのせき)で進められている原発建設計画は日々変化している状況で、今知らせなければ、という思いで上映会を企画しました。

来場者は19日、20日合わせて100名程。
上映後には19日は鎌仲ひとみ監督のお話。20日には祝島の人たちと原発建設阻止行動をしている小林エレキくんと杉並で地道な活動をしている地域エネルギー協議会の寺田加代子さんにお話していただきました。

鎌仲監督のお話は次のようなものでした。
これまで12年間原子力の問題に取り組み、「ヒバクシャ 世界の終わりに」「六ヶ所村ラプソディ」「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画を作った。イラクで使われた劣化ウラン弾のために子ども達が犠牲になっていること。青森県の六ヶ所村で再処理工場ができてそこで高濃度の放射能が検出されるようになったこと。そして今回の「ミツバチ」の舞台。28年間原発建設の反対運動をしている祝島と、かたや自然エネルギーで100%エネルギーを賄うことに国民と共に取り組んでいるスウェーデンの話。

日本は国策で原子力エネルギーを進めているので、マスメディアには原発がどんなに恐ろしいものか報道されない。原発がないと電気が足りなくなる、とほとんどの国民が思い込まされているが、日本は自然エネルギー100%でやっていく資源も技術もある国だということ。都会でできることは、回りの人にそれを伝えること。日本の各地で楽しく活動している人たちと繋がって、原発反対と同時に自然エネルギーにシフトするための運動を広げていくこと。

例えば楽しくメリットもいっぱいのアンペアダウンプロジェクト。電気の契約アンペア数をダウンすると、家庭では電気の基本料金が下がり、多くの家でそれが実行されるとそれは発電所を作るのと同じ効果になる。つまりこれ以上発電所を作らなくても良くなる。
こんな楽しく、やった人にメリットたっぷりのプロジェクトを杉並でも進めて行こうと思いました。

今回上映会に来られなかったけど観たかったという方へ。
来年2月19日から渋谷のユーロスペースで4週間「ミツバチの羽音と地球の回転」が劇場公開されるそうです。ぜひ友達を誘ってお出かけください。
小林エレキくんのお話は次回にご紹介します。