上関原発反対の10代の署名とハンガーストライキ

山口県庁前でハンガーストライキ、寒いよね
山口県庁前でハンガーストライキ、寒いよね
去年11月に「ミツバチの羽音と地球の回転」の杉並自主上映会をしました。そのときに原発建設の反対運動をしている祝島の人たちに協力して、建設の阻止行動をしている小林エレキさんにお話していただきました。(こちら
そのエレキさんが、5人の仲間とともに21日から山口県庁の前で「上関原発の作業の一時中止と埋め立て許可の再検討がおこなわれるまで一切食べません」と訴えてハンガーストライキをしています。

彼らは去年の9月から、原子力発電所が建ち稼動することによって生み出されるモノが自分達の世代や、その子ども達に悪影響をおよぼすので抗議の声を伝えるために10代署名を集めていました。そして全国からその仲間が集りその署名を提出した後、ハンガーストライキに入りました。

エレキさんはブログで現地の状況を伝えています。
今年は、作業台船がすでに6回も来ています(去年は2ヶ月に一回くらいだった)
祝島の方達は、そのたび仕事を中断して抗議行動にあたります。
陸上では、地質調査のため毎日ダイナマイトが使われ建設予定地の田ノ浦に地響きが轟いています。 何十種類もの絶滅危惧種が生息する田ノ浦の環境への配慮は、相変わらず口だけです。

そして宣言文とストライキの様子を伝えるブログもあります。こちらをご覧ください。

昨日は荻窪駅北口で遊説の予定だったので、ぜひこのことを訴えて多くの人に知ってもらおうと、勇んで出かけました。
ところが、いつものことなのですが、思いが強すぎて、話している最中に思わず涙が出そうになって声を詰まらせてしまいました。そして遊説の中で「20歳になったばかりの若者達はハンガーストライキでどれだけお腹をすかしているでしょうか」と話したら、後で先輩から「ハンガーストライキやってるんだからお腹がすいていると訴えるのは変」とつっこみが入りました(><)

実はこの話を知ったとき、それでは私もハンガーストライキに同調しようと思ったのですが、家族の食事を作っていると食べたくなって食べるし、それでも頑張って1食抜いたら本当にお腹が減りました。そして、この間お酒だけは絶対口にしない、という譲歩案に落ちつきました。なんとも情けない話です。

どうぞ、10代の若者が自分達の未来のためにこうして取り組んでいることを、自分の問題としてとらえ、多くの人に知らせることにご協力ください。

また山口県庁と、原発誘致を進める中国電力へ電話、FAXなどでこのハンガーストライキについて問い合わせをしてください。

山口県庁
TEL083-933-2570
FAX083-933-2599

中国電力
TEL082-241-0211
FAX082-523-6185