日本のエコビレッジ「木の花ファミリー」に行ってきました。

2012年5月21日 12時03分 | カテゴリー: 活動報告

一人一人の精神性の向上がコミュニティの調和を保っていました

ファミリーのみんなと
ファミリーのみんなと
先日、以前から興味があった日本のエコビレッジ、富士山麓で80人が暮らす「木の花ファミリー」に行ってきました。
そこでは有機農業、鶏、ヤギ、蜂を飼い、食べ物は塩、砂糖、油以外はすべて自分達が作ったもので賄われています。肉、魚はありませんが、そんなことには気づかないくらい種類が豊富で豊かな食事と手作りおやつに毎回感激しました。
農業、動物達の飼育には自分達で培養した「木の花菌」という微生物をうまく利用されており、鶏舎やヤギ小屋はまったく臭いません。生活廃水には合成洗剤が入っていないので、それをすべて微生物で浄化し農業に使っています。生ごみは動物達のエサになったり堆肥になったり、その糞も畑に使い、見事な循環がなりたっていました。
食事は大広間で80人全員と私達のようなゲストも一緒に、一堂に会していただきます。みんなが1つのお財布で18年もこの暮らしを続けてこられた秘訣は、毎晩かかすことなく行われてきた子どもミーティングと大人ミーティングのおかげだそうです。そのミーティングにはゲストも参加できて、それぞれが感じた思いをみんなでシェアします。一人一人が精神性の向上を目指し、思いをオープンにし、何か問題があれば、どうしたらいいかを話し合うことをとても大切にしているとのこと。
でもまったく経済から切り離されて生活はできません。現金収入は260種類にも及ぶ畑からの作物販売、私達のようなゲストからの宿泊料、キッチンでは販売用のお弁当やお菓子から得ているそう。洋服は無料で送ってくれる人がいるので買う必要が無いそうです。ここの家族の子ども達は公立学校に通い、進学したい場合もそこから出してもらえるとのこと。
手伝わせてもらった畑仕事、富士山を望む田んぼでの田植え、キッチンでのパンやお菓子作り、作業の間の休憩時間に食べた手作りおやつやメンバーとの会話、すべてが宝物のような時間でした。この生活はそれそのものがそのまま社会貢献になっていると感じます。ここでは精神的な病を抱えた人がケアのために滞在するのも受け入れていて、ここで生活することで多くの人が回復し社会復帰しているそうです。
帰りに玄関でみんなが「いってらっしゃい」と言って見送ってくれました。またここに何度も帰って来たいと思いました。