子どもの「泣く」「ぐずぐずする」「怒る」感情も受け入れることが大事

2012年11月16日 14時19分 | カテゴリー: 子どもとの日々

 

毎年出店しているはらっぱ祭りのお店の前で

杉並区子ども家庭支援センターが行った児童虐待防止講演会“子どもの感情はどのようにして育つのか?”を聞きに行きました。「もっと早く聞きたかった!」でも今聞けて本当に良かったと思う講演会でした。

 講師は子どもの心理療法・家族療法を専門とする東京学芸大学教授の大河原美以先生。子どもだけでなく母親への態度が温かく、話を聞きながら涙している方(私も含む)の姿が見られました。

 人間は本来「嬉しい」「楽しい」「安心」というポジティブな感情も、「恐い」「怒っている」「不安」というネガティブな感情も持つものである。でも大人はできるだけ「ネガティブな感情」は持ちたくないし、子どもにもいつもにこにこしていてほしいと願っている。しかしネガティブな感情には、それを感じることによっていち早く危険を回避し命を守るための重要な役割がある。

 多くの親が、子どもが「泣く」「ぐずぐずする」「怒る」ときにどうしていいかわからなくて育児困難におちいっている。子どもにとってはその感情を出すことが必要で大事なのに、大人はそれを出してはいけないと思っている。そのためお母さんは子どもにぎゃんぎゃん泣かれると不安になってしまうが、子どもがいやな気持ちになったときは「よしよし」と抱っこしてもらって安心させることが大切。こうすると安心を体で感じる力が育つ。

 この話を聞いて、息子が赤ちゃんだった頃のことを思い返しました。私は子どもに泣き続けられるとどうしていいかわからず、時には自分を落ち着けるために泣いている息子を部屋に残してその場を離れ少したって戻ることをしていました。あるときから息子は指しゃぶりをして泣きやむようになりました。それがどういうことだったのか、先生の話を聞いてはっきり理解できました。自分が無知だったためになんてかわいそうなことをしていたのか、そして私も大変な思いをしていたことかと思いました。

 子どもはいやな感情を感じたとき親にそれを「怒っているんだね」と言葉にして受け入れてもらうことで、自分の感情を言葉で表現できるようになります。その子がもし学校でいじめられたら、それを恥ずかしいと思って隠したりせず、いじめられてつらいから学校に行きたくないと親に言えるようになるし、いじめで追いつめられて自殺する子は無くなるだろうと思います。

 この大切なことをできるだけ早く多くのお母さんに知ってほしいと強く思いました。