椅子とのつきあい

2015年2月28日 11時36分 | カテゴリー: ごみとリサイクル, 暮らしかたを見直そう

9年ほど前、中古の椅子を2脚購入しました。昨年夏頃からその椅子のシートが徐々にはがれたり、破れたりしてきました。その部分の寿命がきたのだと思います。そのままは使いたくないので、張り替えようと思い、いろいろ調べたり、修理の見積もりをとったりしました。この椅子は1脚3,500円で購入した物ですが、修理には張り替えに使う素材によりますが15,000円から40,000円ぐらいかかるということがわかり、けっこう高いことに驚きました。

 今の椅子を粗大ごみに出して、買った方が安いかもしれず、悩んで結論が出せないまま、数ヶ月放置しましたが、今年に入って張り替えることにしました。ダイニング用なので、素材は水拭きができる合皮を選ぶと、1脚2万円弱、かかりました。

 この椅子が本来どのくらいの価値があったものなのかは今でもわかりませんが、手が入れられたことで新たな価値が加わりました。そして、最初の購入時には長いつきあいになるかどうかは考えず、とりあえず購入したものでしたが、この椅子と一生つきあっていくことになるということを修理したとき初めて意識しました。次もどこかか破れたら、そのときは、もう迷わず張り替えに出すでしょうから。戻ってきた椅子は、ふかふかしていて気持ちよく、夫も息子もとても喜びました。

 東京二十三区一部事務組合が出すごみのレポートを見ていたら、昨年1年間に粗大ごみとして排出された第1位が布団で885,385枚、2位がタンスなどの箱物家具で732,884個、3位が椅子で530,546脚となっていました。これを見たとき、こんなに簡単に捨てられてしまう椅子だからこそ、葛藤がありましたが修理して良かったなぁと思いました。

 そして我が家の歴史が刻み込まれていくものたちと、一緒に暮らすことのしあわせを感じています。