HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)副反応被害の全面解決に向けて

2015年4月1日 06時12分 | カテゴリー: 子宮頸がんワクチン

グラクソスミス・クライン社前で被害救済を訴える少女

 3月31日は子宮頸がんワクチン被害救済を求め、製薬会社前での抗議行動、厚労省への要請行動と記者会見、国会でのロビー活動、院内集会などが行われ、朝から参加しました。大変な労力をかけて、このような企画をしてくれた関係者の方々に感謝します。北海道から福岡までの被害当事者やその家族の方々が集まり、つらい現状を訴え救済を求めました。製薬会社の本社前行動には多くの報道陣もつめかけました。

 中学生のときに接種を受けた少女が車いすで、報道に顔を出すことも覚悟して、苦しんでいる私たちの声を無視しないで、自分たちを救って下さいと訴える姿を見て、大人はなんとしてもこの問題を受け止め動かなければならないと強く思いました。

 午後からは、私は国会のロビー活動に参加しました。被害者とそれをサポートしている弁護士と自治体議員が一組になって、アポをとれたものを含む100名以上の国会議員に話をしに行きました。この訴えを聞いて、その後行われた院内集会には多くの国会議員やその秘書が駆けつけてくれました。国会議員が超党派の議連をつくり、解決に向けて動いてくれることを強く望みます。

  院内集会では被害者家族からの訴えがありました。ある方は厚労省が被害者の治療のために全都道府県で指定した拠点病院に行くと、担当医師が「うちの子どもも被害が出たと言って騒いでくる人が増えた。歩いて、立ってみて。ちゃんと歩いてみて」と言われ、また「このワクチンはそんな副作用があるわけがない。やることは無いけど次に予約しますか」と言われ、ショックで泣きながら帰ってきたといいます。また他の方は違う拠点病院で医師からこのワクチンはすばらしいワクチンだと言われ、ストレッチを教えてもらって帰されたそう。結局、拠点病院ができても、治療をうけられるところではないため、片道3時間をかけて県外の病院に通っている。発作が起きて救急搬送されても、そこでは治療のしようがないから、ただ帰されてしまう。中には母子家庭の方もいて、治療費に多くのお金がかかるから、仕事を辞めることはできないが、娘を一人家に残して仕事に出る不安、帰ってきたら失神して倒れたお嬢さんが血だらけになっていたこともあったことなど、大変厳しい状況が報告されました。

子どもたちを社会に対して失望させてはなりません、大人の責任として、この問題が解決するまで、自分の立場でできることらやらなければと思いました。

 この日厚生労働大臣及びグラクソスミス・クライン株式会社、MSD株式会社に宛てて出された要求書の内容は以下です。

   HPVワクチン(子宮頸がんワクチン)被害問題全面解決要求

 私たちは、HPVワクチン(子宮頸がんワクチン、以下単に「本ワクチン」といいます)被害問題の全面解決のため、次のとおり求めます。

 1.責任の明確化

   本ワクチンによる健康被害を引き起こした法的責任を認め、これに基づき下記事項を実施す  ること

 2.責任に基づく被害回復の全面支援

  本件の全ての被害回復のため

  (1)   本件による健康被害の全体像を把握するため、本ワクチン接種者全員の追跡調査、及      び本ワクチンの接種者と接種対象年齢の非接種者を非額対照する疫学調査を実施する     こと

  (2)   本ワクチンによる健康被害の研究体制を構築し、被害者の健康回復のために有効とおも     われるすべての治療支援・救済を行い、最善の医療を提供する体制を整備すること(特      に高次脳機能障害などの症状に対する研究と治療に配慮すること)

  (3)   被害者が健康回復を目的とした治療に専念できるよう、医療費の無償化等の支援を行う     こと

  (4)   本ワクチン副反応被害についての無理解・偏見が解消されるよう、国民に対して十分か      つ正確な情報を提供し、被害者に不利益が生じないよう、生活全般や教育、就業面も含     めた施策をとること

  (5)   本件被害のすべてを快復することにふさわしい賠償を行うこと

 3.真相究明と再発防止

  (1)   本ワクチンを定期接種の対象から外すこと

  (2)   本件の原因を究明するための第三者機関を設置し、その原因究明作業を行うこと

  (3)   国の委員会における医薬品の安全性等の審議が、利益相反のない委員によって行われ     るよう制度を改めること

  (4)   本件による健康被害が今日まで救済されないまま放置されてきた経過に鑑み、予防接種     健康被害救済制度の改善を早急に図ること

 

院内集会で報告をする被害者のご家族