子どもの生きる力をつける性の学びについて(一般質問より)

2015年11月5日 09時45分 | カテゴリー: 区議の仕事

9月から10月にかけて行われた第3回定例会では、生活者ネットワークの子ども部会で議論を重ねてきた、子どもたちへの性教育について、一般質問にとりあげました。全文はこちら

今年8月には、大阪府寝屋川市の中学生2人が犠牲となる事件が起きましたが、容疑者は過去にも性犯罪を繰り返していました。少年犯罪に詳しい専門家は、子どもが巻き込まれる深刻な事件の背後には、昔から歪んだ性的環境が影響をおよぼしているケースが多いと指摘しています。

またインターネットやSNS等で、子どもが簡単に性的情報にアクセスし、性的商品にされる被害もあとを絶ちません。一方、子どもが匿名でなんでも話せる専用電話では、2割を性への興味・関心が占めているとの報告がされています。特に男子では、この割合が3割以上で、性の悩みを相談する場がなく、基本的な知識がないために思い悩んでいる子どもが多いことがわかります。

子どもが自分で危険を回避し自分の体も心も守 るため、そして自尊感情を高め、生きる力を育てるための性教育を区には進めてほしいと思います。そこで、区の性教育に対する考えを聞くと、教育長からは、性教育とは、自分とともに、他人も大切にしていくことを学び、自分のよさに気付き、自己肯定感、自己有用感を高める人間教育の一環として行うべきもの、との答えが返ってきて共感しました。

 教員養成課程に性教育を教えるための授業がないため、学校で性教育を担う先生たちからは、教えることが難しいとの声が聞かれます。時には外部の専門家を呼んで授業を行うことや、先生たちへの研修を充実させることを求めると、ともに進めていくとの答えでした。

  文科省が4月30日付けで、性的少数者、いわゆるLGBTへ学校が配慮するよう通達を出しましたが、これについてもしっかり対応してほしいと思い質問しました。学校の先生が性教育の授業を行う時には性的少数者の存在を意識して話をすること、保健室に性的少数者を受け入れることがわかるよう表示をすることなどを求め、いずれも前向きにやろうとしていることがわかりました。

 性教育を受けてこなかった保護者が、子どもから「赤ちゃんはどこからくるの」と聞かれたときに、しっかり向き合い答えるための保護者への教育も必要です。学校だけに任せるのではなく、大人も共に学ぶことで日本の性教育のあり方を良い方向に変えていきたいと考えています。