2016年 年頭にあたって

年末を家族とともに山里にある友人宅で過ごしました。

子育てや仕事をしながら、食べ物やエネルギーの自給を少しずつ実践し、地域の仲間と助け合って暮らす姿に、いつも刺激を受けています。

 友人宅で、持続可能な農業を仕事としているシングルのお母さん、親の介護をしながら畑で野菜を作っているご夫婦などなど、多くの素敵な人たちにも出会わせてもらいました。田舎暮らしは、冬を越すための薪の準備など、生活を回すための仕事が都会より多いです。ただでさえ忙しいのに、安保法制を廃止するために動かなければならないから、ますます忙しくなったと話していました。国会前までツアーを組んでデモに行ったり、今度は憲法カフェを開く予定を立てているそうです。どんなに生活が忙しくても、安保法制を廃止することは最優先という姿勢に感銘を受け、私も東京で頑張ろうと思いました。それと同時に、都会でも持続可能な社会に向けて、自分の暮らしの中でもっとできることはないかを考えました。

薪ストーブに火をおこすのに部屋を煙だらけにしてしまいながら火の番をさせてもらい、部屋を暖め続けるためにどれだけ多くの薪が必要かを学びました。このようなエネルギーの自給を我が家でするのは難しいけれど、もっと省エネをするためのリフォームをしようと思いました。いのちを支える食を守ること、省エネなどを取り入れ、ていねいに生活しながら、社会にも働きかけていきたいと思います。

 本年も、どうぞよろしくお願いいたします。