2019年 年頭にあたって

新たな年を迎え、この年が困難を抱える方々が希望を持てる世界、すべての人と人間以外の生き物が平和のうちに暮らせる世界に向かうことを願います。

 

昨年は異常気象による自然災害がこれまで以上に多発し多くの方が犠牲になりました。改めてご冥福をお祈りし、被災された方々の回復をお祈りいたします。

 

異常気象の発生を抑えるために、温暖化防止に最大の力を注いで取り組むことが必要です。その一環として、昨年12月に超党派の区議会議員と建築物の省エネ性能について区役所内で学ぶ機会を設けたところ、多くの職員の参加を得ました。東京都が猛暑の夏や真冬の災害に備え、震災救援所となる小中学校の体育館へのエアコン設置に補助すると決め、動きが加速していますが、省エネ改築を同時に行うことでCO2排出抑制も考える必要があります。建物の外皮性能を上げること、高断熱・高気密による省エネを考慮することで、数十年ごとに更新が必要な冷暖房設備導入を最小限にし、光熱費の大幅な削減を図る。その上で再生可能エネルギーの導入を図り、温暖化防止と脱原発の取り組みを進めたいと考えています。

 

さて昨年、元留学生が開いた同窓会に呼んでもらいました。留学生活を終えそのまま日本で就職し、今は中堅として働いているだろう彼が、「私たちは自分だけの幸せを求めるのではなく、日中友好と発展のために力を尽くそう」と呼びかけるのを聞いて胸が熱くなりました。日本では国会で入管法改正が強行採決され、都合よく労働力として外国人の受け入れを行おうとしていますが、日本に来る外国人が日本に来て良かったと思える制度をつくることが、自分たちにもやさしい社会をつくることだと思います。そのために基礎自治体でできることに取り組みたいと思います。

 

仕事柄、困難を抱えた人の話を聞く機会が多くありますが、その方たちの声を受け止め一緒に考え解決のために動けるよう、学ぶ努力を続けたいと思います。何かあっても孤立しない、誰もが安心できる居場所がある杉並区をつくるため4月の区議選で3期目の挑戦を決めました。多くの方と活動を共にしたいと思います。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

新たな年を迎え、この年が困難を抱える方々が希望を持てる世界、すべての人と人間以外の生き物が平和のうちに暮らせる世界に向かうことを願います。