一般質問より(2月15日) 区立建築物の省エネ性能を高め、温暖化防止を

2019年3月19日 12時39分 | カテゴリー: 活動報告, 脱原発と省エネ・自然エネルギー

フル装備のエコスクール、荻窪小学校を視察。壁面緑化された校舎の前で

昨日で2月12日から開かれていた議会が終わりました。任期最後の議会で行った一般質問は、区立施設再編整備計画に従って、老朽化した建物の改築が行われる区で、建築物の省エネ性能を高めることをとりあげました。

 

これに先立ち、12月5日に私を含む超党派の議員が呼びかけて、区役所内で住宅性能評価の表示制度創設などに関わった高橋彰氏を講師に「公共建築の省エネ性能に関する学習会」を開催し、多くの区議会議員や区の職員が参加しました。

この学習会で、バケツを水でいっぱいにするには、バケツにあいた穴をふさぐか、水道の蛇口の水をどんどん入れるのか、どちらを選びますかと聞かれました。そう問われれば、みんな先ずはバケツの穴をふさぐと答えます。しかし、それが建物だとどうでしょうか?建物の隙間をふさがず、熱が逃げていきやすいままにしてエアコンをかけ続け、室内の温度を冷やしたり暖かくしたりしているのが現状です。世界に比べて日本の建物の断熱・気密性は極端にレベルが低い現状と知りました。

 

学習会で学んだのは、建物の効率的なエネルギー性能を次の優先順位考えること。1番は断熱:熱を通さないこと、2番目は気密:空気の漏れを防ぐこと、3番目は、夏と冬の日射角度を考えた日射コントロール:、4番目が24時間の熱交換換気、5番目が通風:窓を開けたときの風の通り、6番目がエアコンやLED電球などの設備、7番目が再生可能エネルギー熱利用、8番目が再生可能エネエネルギー発電。この考え方に従って高断熱・高気密化によって建物の躯体性能をあげ、エアコン設置を最小限に抑え、光熱水費や設備更新にかかるランニングコストを最小限に抑えることが重要です。区がつくる公共施設はこの考え方で建て、CO2排出を抑え温暖化防止に取り組むことを求めました。

 

具体的には以前、阿佐ヶ谷地域区民センターの移転改築にあたって省エネ建築の具体的な取り組みについて質問したところ、新しいセンターは床面積が現在の1.6倍となるのに対し、年間の光熱水費は現在の約790万円が1500万から1800万円程度になるとのこと。光熱費が1.9倍から2.3倍になっていることには納得が行かず、建物の省エネ性能を高める視点を持って見直すよう求めました。断熱性能の一番低いアルミサッシの窓を入れるのではなく、初期費用が高くても断熱性能の高い樹脂サッシの使用を検討し、庇や外付けブラインドで日射コントロールしてほしいと求めると、区は実施設計の中で考えると答えました。

 

断熱・気密性能を高めると、建物は長持ち(長寿命化)します。80年も使う建物ですから、途中の修繕費用も大幅に抑えられ、トータルで考えてコストを抑える方法を選んでほしいと思います。

一般質問の全文はこちらで見られます。