2019そね文子の挑戦【その6】不登校の子を支える

杉並区内の不登校の子どもは年々増え続け、2017年度は小中学校合わせて355名でした。中学校ほぼ1校分の全校生徒が不登校になっているということです。杉並区ではスクールソーシャルワーカーを10名に増員して対応していますが、足りない状況です。

選挙戦初日、南阿佐谷の事務所前で立候補のあいさつをする 4/14

不登校の子どもが通う「さざんかステップアップ教室」は小学生対象が1か所、中学生対象は3か所設置されていますが、定員80名でやはり足りていません。

民間のフリースクールに通う子どももいますが、経済的支援がない中で授業料は月平均4万円と高額になり、経済的な問題から通えない子どもが多いことは想像に難くありません。また、フリースクールへも経済的な支援はまったくありませんから、子どもたちはマンションの一室のようなスペースでずっと過ごしているのが現状です。これらの現状に対しては継続して改善を求めていきたいと考えています。

不登校の子どもを持つお母さんたちからは、自分以外にどこに不登校の子どもを持つ親がいるのかわからず孤立状態だったと聞きました。学校に子どもが通っていれば保護者会で知り合いができ、いろいろ情報を交換することができます。しかし子どもが不登校になると保護者会には行きづらく、また不登校の子どものための情報は得られません。

学校の先生でさえ不登校に対して十分な知識がなかったと言います。そんな中で不登校の子の親を対象とする保護者会があったらどんなに助かるか、とも聞きました。そこで私は、不登校の子を持つ親の会を区が主催で行うよう提案しています。

同時に不登校の子ども同士が知り合う機会をつくり、親も子どもも同じ立場の者同士が元気になる仕組みをつくっていきたいと思います。