いじめをなくすために大人ができることは

2012年12月30日 21時09分 | カテゴリー: 活動報告

       井の頭公園 12/27

杉並区の済美教育センターが主催するすぎなみ夜間塾で、パネルディスカッション“いじめをしない子ども育成について、大人にできることについて~学校・家庭・地域・第3者機関の役割~”が行われ参加しました。

 パネリストで多くの子ども声を受け止めてきたチャイルドライン代表理事の大田さんの話からは学校で起こるいじめの構造がよく理解できました。いじめを受けている子に対して先生が自分にも直すべきところがあると指導したり、いじめを見たときに「ほどほどにしておけよ」といじめている側を認めてしまうような事例がある。いじめられている子は自分が悪いからいじめられると自分を責めてしまい、自分をいじめる子から離れられなくなっていたりする。また発達障がいへの無理解から、障害を持った子がいじめの対象になり、そこから精神障がいへ移行するケースもあるという報告。

 中学校の校長先生からのお話では、生徒会で言葉の暴力をなくしたいと子ども達がアンケートをつくり「死ね」という言葉を学校から無くそうと決めたそう。キャンペーンをおこないポスターを作ったり、生徒自身が新入生のクラスを回って、この学校では「死ね」という言葉を使ってはいけないことを伝えているという事例紹介がありました。

 まとめではチャイルドラインが大人にお願いしたいこととして述べた、この問題についてはこういう解決法をとりたいけどそれでいいかと子ども自身に聞いて対策を行ってほしいという要望に、教育委員会がぜひ現場の先生にそのように確認してくださいと校長先生達に話したことはすばらしいと思いました。

 学校の問題を指摘されることが充分予想されるチャイルドラインをパネリストに呼び、そこからの提案を学校に確認する場面では、区の教育委員会がいじめがあることを認めた上で、立場の違う大人が協力していじめをなくそうとする強い姿勢が感じられました。

 杉並区でもチャイルドライン立ち上げのための準備が進められています。区もぜひこれに協力してくれるよう注目しています。