子宮頸がんワクチン 重篤な副反応についての区の説明は事実と違う①

2013年3月10日 10時26分 | カテゴリー: 活動報告

7日に行われた予算特別委員会で、私は子宮頸がんワクチンについて質問をしました。こちらで録画が見られます。(スタートから1時間30分経過したところから始まる)

翌日の朝日新聞には2面にわたって記事がのり、ヤフーニュースにも出ましたのでごらんになった方もいるかもしれません。 

昨年2012年6月の定例議会で私は「子宮頸がん予防ワクチンの課題と今後のありかたについて」として一般質問をしました。こちら

そこで、「区で予防接種が始まってから副作用の報告はあったのでしょうか」と聞きました。その質問に対し保健所長が「助成開始以降の重篤な副反応の事例については、指定の医療機関からは報告は受けておりません」と答えたのですが、それが事実と違うということがわかりました。

2011年10月に子宮頸がんワクチン接種直後に重篤な副反応で10日間入院し、その後も様々な症状に苦しみ1年3ヶ月も学校を休んでいたという中学生のお母様から連絡をいただいたのです。 

お母様は1月にお嬢さんが学校に復帰できたので、今まで治療にかかった交通費や車椅子の代金を一度清算しようと保健所を訪れ、そこでお金が出ないことがわかったそう。医療費は中学3年生までは無料だが、それ以外の交通費や車椅子については費用がかかったら出るから領収書を取っておいてと区から言われていたと。それが、ここまできてそういう補償はほとんどなく、出ない、そして区は国に言われてやっていることだからという説明にショックを受けたそうです。そこで、どのようにこのワクチンを区が導入したのか区議会での議事録を調べていき、私の6月の一般質問に行き当たった。自分の娘を菓子折りを持って見舞いに来ていた保健所長が「重篤な副反応の報告は受けていない」と答えているのをみて電話をくれたというのが経緯です。

 予算特別委員会では先ずこの一般質問に対する答弁について、重篤という副反応の報告を受けていたにも関わらず受けていないと言ったのは、命に関わる情報を区が隠すというあってはならない態度だがどう考えるかとただしました。

そこでの保健所長の答弁は以下のとおり。

「この平成22年11月から開始されました、国の子宮頸がんとワクチン促進事業につきましては、副反応についてはワクチン接種との因果関係に関わらず重篤、非重篤の症例を医療機関から国に報告することになっております。今回の副反応の例につきましては、医療機関からの副反応報告の第一報は非重篤、第二報と第三報は重篤というものでございました。筋肉内注射の直後からしびれや痛みなどがみられたことから針刺し注射による反応が考えられたこと、また重篤という副反応報告を受けた後に実際に自宅を訪問して少し観察をさせていただいたがその時の状態や経過等において改善傾向も見られたことなどから、ワクチンの薬液成分に基づく重篤な副反応と思われないと判断し、重篤な副反応の事例の報告は受けていないと答弁しました。この点については説明が不足していたことをお詫びいたします。」

 長々と述べていますが、重篤な副反応報告を受けて自宅を訪問したのは2011年の11月です。つまり、私の一般質問の半年以上前に重篤という副反応の報告は受けていたのです。それがなんで、説明が不足していたことをお詫びするという文脈になるのでしょうか。

 (次へ続く)