2017年 年頭にあたって

2017年1月2日 12時56分 | カテゴリー: 子どもとの日々, 教育

昨年をふりかえると、映画「みんなの学校」を観て、そこの学校の校長先生をしていた木村泰子先生のお話を聞いたことが強く心に残っています。

みんなの学校こと大阪市立大空小学校は、在校生220人のうち特別支援が必要な子が30人以上いるけれど、特別支援教室は無く、みんなが同じ教室で学ぶところ。学校には地域の人がボランティアや子どもたちの支援で自由に出入りする地域に開かれた学校でもある。子どもがその子らしく生きていくために必要なものは一人ひとり違う。医者になりたい子には学力が必要だけど、重度の知的障がいがある子どもに必要なのは、周りの子どもと過ごすことでコミュニケーションをとる経験や、困ったときに助けを求められる能力。別室で1たす1を学ぶことではない、と校長先生は明快に語る。特別支援が必要な子どもに付けられた先生の役割は、その子の面倒を見るのではなく、何かあってもその子が困らないよう、周りの子を教育することだと聞いた時には、目から鱗が落ちる思いでした。一人ひとりの子どもに愛情が注がれ、不登校の子どもはゼロという奇跡のような学校が本来の地域の学校という姿を実現させたいと思いました。

うれしかったのは、この上映会をしてくれたのが、息子が通う学校のお母さんたちで、その学校で観られたこと、そして数週間後にはその学校で、保護者がどんな風に学校に関われるか考えるための講演会とワークショップが開かれ、そこにも参加させてもらいました。そこで私が考えた自分のできることは、まずは学校に来る機会を増やし、できるだけ学校の仕事を引き受け、学校に関わってみるという、とても基本的なことです。

昨年の区政は保育園待機児緊急対策や高円寺小中教育一貫校のこと、施設再編整備計画の改定がされたことなど、子どもの居場所に関わる多くのことが動いた年でした。子どもが安心できる居場所をつくるために、多くの大人が関わり参加できる方法をみんなで一緒に考えたいと思います。

今年は私たち杉並・生活者ネットワークにとっては都議選の年です。2期目にチャレンジする小松久子は都議会ではずっと文教委員会に所属し、子どもの育ちを応援することをライフワークとしても取り組んできました。子どもの保護者である当事者としても、小松さんに都議会にいってもらうために私も頑張ります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。