でも、この場所に引っ越してきて6年ほど、一度もエアコンを使ったことがありません。
使わないエアコンは掃除もしていないので、寝る前に少し部屋を冷やしたいと思っても、どんな空気が出てくるか考えると恐くて使えないのです。
ポールの付いた遮熱シートを購入しようと思ったら、そんな大掛かりなもの買うなと夫に反対され、緑のカーテンは試みたけど失敗し、これまで6年間も暑いまま我慢していました。
先日、今年こそは何とかしようと決意しました。そして簾(すだれ)を3枚購入し、写真のように取り付けました。ドアには幼児が指を挟まないために使うストッパーをつけて空気がこもらないようにしました。(昔はふすまをはずして風を通しましたが、現代はこれで代用)その結果、寝る前の部屋の温度は前と比べるとかなり低くなりました。
なんで簾という一番簡単な方法をこれまでとらなかったか、それには訳があります。ベランダに出入りするための窓に簾を掛けたら出入りができなくなるから、それはできないと思っていたのです。それで最初は両脇の開ける必要のない窓の前だけに簾を買って来ました。簾を取り付けている最中に真ん中の簾に巻上器をつけたらいいのではと思いつき、もう一枚簾と巻上器を買いに行きました。そして洗濯物を干したり、布団を干したりするときは真ん中の簾を巻き上げ出入りできるようになりました。やってしまえば簡単なことなのに、ここに行き着くまでに時間のかかったこと!でもこの成果はとても嬉しい。
ちなみに掛かった費用は簾と簾取り付け器具セットで800円かける3セット、巻上器300円、ストッパー100円を合わせて2,800円でした。
家の事情は人それぞれですが、これがどなたかの参考になれば、それもまたささやかな喜びです。