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洗剤や防虫剤−身近なところにある化学薬品について

戸棚に眠っていた薬品たち
戸棚に眠っていた薬品たち
5月は衣替えの季節ですね。この時期、たくさんの冬物の洗濯物が出て、おしゃれ着洗いの洗剤や衣類を収納ケースにしまうときに防虫剤を使う機会が訪れます。
これまで、ウール洗いだけは知人から購入した界面活性剤が入った合成洗剤を使用してきました。そして、収納には化学物質がたっぷり入った市販の防虫剤を、以前買ったものが残っているという理由で使用してきました。

さて、我が家の普段の洗濯は、最近作るようになったEM発酵液や重曹を主にし、ひどい汚れには部分的に固形せっけんを使っています。これらは化学物質が含まれていないので衣類を着る人間にも、排水した後の自然界に与える影響についても良いと考えています。
そのため普段は衣類から香料の臭いがすることはありません。久しぶりに嗅ぐと香料の臭いや防虫剤の臭いはきつくて気分が悪くなります。きつい薬品としては塩素系漂白剤もずっと昔に買ったものがそれらの洗剤と一緒に洗面所の戸棚の中に収められており、それを目にするのもこの時期です。

これらに含まれる化学物質は発がん性があると言われています。今年は思い切ってこれらを処分することにしました。今まで踏み切れなかった理由はどう処理していいかわからないからでした。体に悪いもの、使いかけのものを人にあげるわけにはいかないし、洗剤を流しに捨てたり、防虫剤をゴミに出すことを躊躇していたのです。

今年は思い切って時間を取り、一歩踏み込んでこれらを作っているメーカーに使わなくなった理由と適切な処理をお願いする手紙をつけて返送することにしました。

これまで自分で電気を選べないことが原発を推進してきました。そして原発事故の放射能被害で子どもの健康を心配する毎日になりました。
だから選べるものについては自分がしっかり選び、それを回りに発信したり、作っているメーカーに声を届けることが必要だと思っています。尊敬する環境活動家の高木善之さんはグリーンコンシューマーが増えれば社会は変わると言って啓蒙活動を続けています。
今回の私のやり方が良かったかどうかはわかりません。こういうときどうすれば良いか知っている方がいれば、ぜひ教えてください。自分では精一杯考えてやりました。これからも試行錯誤しながら、自分の暮らしから気づいたことを声にだし、健康や環境を守るために働きかけたいと思っています。