そこで助けてもらったのが近所にある「狸サイクル」(リサイクルと読みます)という自転車屋さん。どこで買った自転車でも持ち込みOKで、「新しいのを買ったほうがいいとはまず言いません」ということがお店の信条にも書いてあります。自転車をばらばらに分解してくれて、お店の裏にある駐車場の一角で場所を提供してもらい、塗り方など丁寧に指導してもらいました。
まず息子と一緒にホームセンターでスプレー式の青いペンキを買ってきました。
その後分解してもらったフレームのシールをはがし、でこぼこのところにヤスリをかけ、滑らかにします。夫が熱中して取り組んでくれたおかげでぴかぴかにみがきあがりました。ペンキを吹き付ける作業は息子も楽しくやっていました。2週間かかって、夫の奮闘のおかげもあり、家族で協力してオリジナル自転車が完成しました。息子も気に入って乗っています。
せっかくのこの作品、小さくなったらもう使えないのは残念ですが、ハンドルを換えたり、サドルを換えたりして中学生になるまで乗れるとのことで、ありがたいです。
それにしても、子ども用の自転車は男の子用、女の子用が強調されすぎです。これでは兄のお下がりを妹が、姉のお下がりを弟が乗ることはできません。あっという間に大きくなる子ども、その度に買い替えるなんて、親は大変だし、資源の無駄じゃないですか!これで経済が回ればいいということに私は納得がいかないのです。経済至上主義へのささやかな抵抗、皆さんも子ども用自転車の改造はいかがですか?
ちなみにかかった経費は、ペンキが約2,000円、分解と組み立てが6,000円でした。