募集していたのは、食料、粉ミルク、紙オムツ大人用と子ども用、生理用品で、連絡先も書いてありました。
そこに連絡して、集り具合はどんな状況か、何を持っていったらよいか、食料はどんなものが良いかを問い合わせました。たくさん集っているということだったので、なるべく場所をとらない食料を買っていくことにしました。まだガスと水道が使えないということだったので、パックに入ったご飯、レトルトカレーやのりの佃煮、ドライフルーツ、乾麺などを買って持っていきました。
高円寺北口に着くと、たくさんの荷物が届けられ、人も数人集っていました。いわき市から避難してきている人が何人かいて、あちらの状況をうかがいました。
その方が戻る場所は、津波の被害はなく、放射能のための避難地域から少し外にあるところでした。こちらに避難していたのはガス、水道が使えなく、原発もどうなるかわからない状況だったためということでした。地域には家で待機している人がたくさんいて、その方達はガソリンが無いため、避難所に救援物資を取りに行くことが困難な状況だということで、帰ったらその方たちに物資を届けるという話でした。当たり前のことですが、場所によって状況は本当に様々なのだと思いました。
私は福島第一原発から200キロ以上離れた東京にいても、5歳の息子への放射能の影響がとても気になっています。自分が少しでも被災地の方を支援すること、回りの人と自分の気持ちを話す時間を持つことによって自分の精神状態を保っています。
3月28日、保育園の息子のクラスでは17名中7名が都合(多くが自主避難)でお休みでした。小さな子を持つ親の不安はこんな形で表れています。