たくさんの野菜に出会えた宝物の農業体験!
昨年4月から、成田西ふれあい農業公園で行われている「農にふれあう講座」で野菜作りを習うことになり、先日めでたく全20回の講座を修了しました。大げさでなく、人生で最高の体験を振り返ります。
野菜作りの基本は土づくりということで、まずは重労働、植え付ける予定の野菜に合わせて堆肥や肥料を入れて耕す作業ばかりから始まりました。
7月からはミニトマト、ナス、ピーマン、トウモロコシ、インゲン、枝豆、どれをとってもみずみずしく輝く、私にとっては宝物のような野菜たちの収穫を体験しました。トウモロコシは一つの株から一本しか収穫しません。あとは小さなうちに収穫するベビーコーンが2~3本とれるだけなのに、肥料はたっぷり与えます。あの太いたくましい株からたった1本の収穫を体験したとき、売り物のトウモロコシの値段はなんて安いのかと思いました。買い手のことを考えなければ500円の価値がありますよ!
秋にはサツマイモ、落花生、サトイモがとれました。落花生の塩ゆでの美味しさに感動。サツマイモは収穫後すぐに食べずに2週間くらい置くと甘みが増すと初めて知りました。息子が保育園のとき芋ほりで持ち帰ったのをすぐに蒸かしていたけど、本当は置いた方が良かったのだと学びました。
そして夏野菜が終わった後は、冬野菜の種まき準備の土づくり、またひたすら耕しましたが春よりはうまくなっています。キャベツ、白菜、ブロッコリー、カブ、小松菜、ホウレンソウ、ルッコラ、水菜、ニンジン、大根3種、ネギ、一つ一つにときめく思い出があります。沢庵をつくるために育てた練馬大根は上から下まで同じ太さで長く、掘っても掘っても抜けなくて、1本掘り出すのに30分もかかり、まるでタケノコ堀のようでした。それに比べて青首大根の掘らずにすっと抜けたこと、市場に出回るのがほとんど青首というのにすごく納得がいきました。
収穫した野菜の味が濃く、甘みがあって美味しかったこと!
高校生の息子はゆでたほうれん草を、「味の素が入っているみたいにおいしい。また来年も畑やって」と言っていました。
重労働の土づくりでへとへとになったのを、グループの方たちと励ましあいながらできたのも、楽しい思い出になりました。
このような野菜作りの講座は杉並区の宝ですね!本当に多くの方に体験してもらいたいと思いました。お世話になった公園のスタッフの方たちには心から感謝しています。