エコと手作り品いっぱいのはらっぱ祭り

広い青空のもと、武蔵野公園のくじら山での秋の1日

「六ヶ所村ラプソディ」の自主上映会や勉強会など、これまでいろんな活動を共にしてきた“大地とつながる母の会”のメンバーで、毎年出店している大好きなお祭りがはらっぱ祭りです。今年は11月7日、ゲストも加わって賑やかに、都立武蔵野公園のくじら山の麓で開かれました。近くを野川が流れ、青空が広い、最高に気持ちのいい場所です。
このはらっぱ祭り、参加する人たちはお客さんではなく、開催者というスタンスで、会議への出席や駐車場の当番などがあり、みんなで作り上げる手作りのお祭りなのです。

今年の私達のブースには、自然エネルギーの資料と新たな原発建設計画をめぐって、祝島に何が起きているかの展示、酵素玄米おにぎり、ひじき入りお稲荷さん、手作り菓子、ゲストの方達の手仕事の作品やお菓子と盛りだくさんのものが並びました。

事前準備で自然エネルギーのことを勉強し、いろんな資料を集めました。
調べているなかで知った「国際NGO・R水素ネットワーク」からは、中心になって活動しているハルさんが来て下さって、直接お話を聞くことができました。自然エネルギーから作った電気を水素として保存し、それを必要なときにまた電気にして使う。まさにすべてのエネルギー問題を解決できるすばらしい方法に感動しました。ぜひ広めたいので、またの機会に詳しく書きます。

食べ物の方は、酵素玄米おにぎり、お稲荷さん、それをのせてだす葉っぱバラン、が定着しています。自然に帰る素材の容器を使いたいということで、初回は竹で器を作って使いました。かなり大掛かりで、それから使える葉っぱを皆で研究しました。柿の葉や木蓮の葉っぱを押し葉にしたりしましたが、試行錯誤の末に行き着いたのがバランです。

酵素玄米は我が家で常食しているちょっと不思議な食べ物です。玄米と小豆と塩を混ぜて圧力釜で炊き、それを3日間保温して熟成させると小豆の酵素で玄米が小豆色になるのです。とても消化がよく体に優しく、そして美味しい食べ物です。そんなことを説明しながらお客さんとのやり取りをたっぷり楽しみました。

他のお店も素敵です。アフリカのカレー屋さん、自分で染めたTシャツを売るお店、バルーンアートを子供達に作ってくれるパフォーマンス、保育園の保護者達のお店、本当に思い思いの展示やお店がたくさんあり、中央のステージではいろんなライブが繰り広げられています。お客さんは、くじら山にのんびりと座り、食べたり音楽を聴いたり、その場を共有する人達がみな幸せに包まれている、そんな空間でした。みなさんも機会があったらぜひ行ってみてください。毎年11月の2日間で開催しています。