「国って何?それは僕達1人1人が作っているものじゃない?」

反対!と対立するのではではなく、一緒に変えていこうという姿勢

5人に送るメッセージ、子どもたちもたくさん書いてくれました
5人に送るメッセージ、子どもたちもたくさん書いてくれました
前回も書きましたが、21日から山口県庁で5人の若者がハンガーストライキをしていました。
それは、山口県上関原発の建設作業の一時中止と埋め立て許可の再検討を求めての行為でした。

そのハンガーストライキは11日目の31日13時に終了しました。みんな10キロ以上体重が減ったそうですが、やっと暖かい重湯を食べてくれるのだと心からホッとしました。

ハンスト中に彼らが出した“全国のあなたへ”というメッセージをすべての人と分かち合いたいと思いました。こちら
彼らからのメッセージはそれを受け取った人たちを自分の内面と向き合う方向に持っていくのが、回ってくるメールから読み取れました。
彼らは「原子力政策を進める国はけしからん」という対立の構図ではなく、「国って何?それは僕達1人1人が作っているものじゃない?」とすべての人に問いかけました。
そして誰かを攻撃するのではなく、相手の立場を理解し、でもこのシステムは良くないから一緒に考え変えていこうという姿勢を示してくれました。

私は彼らからのメッセージを“許し“として受け取りました。一番辛いハンガーストライキをしている彼らが誰も責めていない。だから私は自分を責める必要はないし、伝える相手にも責める気持ちを持たずに、事実を知ってもらうために語りかけることができました。

本当に多くの人が、自分でできることを探し、メール、ツイッター、インターネットのツールを使って人に伝えていました。そして月曜日には1000枚を超えるFAXが県知事あてに全国から届いたということです。今回のことは多くの人の心を動かし、つながりを生み出しました。

私も常に自分の内面に問いかけ、多くの人と繋がって平和な社会を作るために今後も取り組んで行きたいと思います。

ハンストを終えた彼らからのメッセージはこちらもぜひ読んでください。