キャンペーンを企画した今本さんはドイツでの選挙の風景が静かで、候補者と有権者が街角や、夜はレストランなどで質問を受けたり、話したりして、その候補者の考えを知り、そして投票の日を迎えるのを見て来たそうです。それは静かなフェスティバルのような楽しい風景で、それを日本でも始めたいと思ったそうです。私もこの考えに強く共感しています。
先日このグリーンハーツキャンペーンの認定候補者4名と「ワカモノが若者の未来を語る【はたらく編】」という参加型のイベントに行ってきました。そこでは、参加者が皆で鍋を囲み、自己紹介をし、それぞれの活動をシェアしながら会が進められました。
ある参加者が統一地方選の候補者が来ていると聞いて「偉い人たちが来てるんだ!」と言ったら候補者の1人が「何言ってるの!そうじゃないよ。私はみんなと同じ一市民なんだから」と言った場面がありました。私も今まで、同じように思われてしまう場面、特別な人と思われる場面で、いつも「そうじゃないよ」と思っていました。それをこんなにストレートに表現していいのだと目が覚める思いでした。
この日は今まで直接話をする機会のなかった就職活動中の若い人たちや、労働問題に関心が高い人達の話をたくさん聞き、マスコミの報道でしか知らなかった若者の就職困難や、労働をめぐる種々の問題の生の声を聞くことができました。
ある人は、自分は最初環境問題に関心を持って取り組んでいたが、そこから貧困問題に関わっていって、今はそれに力をいれて活動していると言っていました。
確かに、国産の野菜を買って日本の環境や農業を守りましょうと言っても、それはある程度生活に余裕があるからできることで、生きていくのに精一杯なときにそんなことを考えることはできないでしょう。
いろいろな人の立場を理解し、候補者としての考えやめざすこと知ってもらうには、人と話す時間を持つことが大切です。、このような機会を大切にし、考えを深めていきたいと思います。そして、いつも困難な状況にある人たちの側に立って発言できるようになりたいと考えています。