10月20日、福島県議会は県内の10基すべての原発の廃炉を求める請願を採択しました。今まで原発を推進してきた議員たちも県民の声に押されて廃炉を求めたのです。その結論を、福島で作られた電気を使って快適な生活を享受していた都会の我々が無視していていいわけがありません。
これは原発の是非を自らの問題として東京都民に考え決めさせろという運動で、脱原発派も原発推進派も参加して都内各所でさまざまな議論が展開されることになります。すべての都民がこのことを考え、議論に参加するところに大きな意味があると思います。
今井さんは国内外の住民投票、国民投票を取材し、研究してきたジャーナリストです。これまで、原発建設の是非を問う新潟県巻町での事例や沖縄県名護市でのヘリ基地建設などを取材してきた中で経験した印象的な話がありました。そこには多くの感動のドラマがあり、それを時には涙を流しながら語る今井さんのお話にすっかり感動してしまいました。ぜひ、これまで大きなことを決める決定権を誰かに丸投げしていたものを自分の手にとりもどすというわくわくする話を多くの人に聞いてもらいたいと思います。
政治家を選ぶのは間接民主制で、選んだ政治家がやることがすべて投票した人の意思を反映しているわけではありません。だから本当に重大なことは直接住民投票で決めることは主権者である国民の権利といえます。
12月1日から2ヶ月間で都民の有権者の署名214,200筆を集めて原発都民投票の請求をします。それに向けて生活者ネットワークも多くの団体や賛同人のみなさんとともに、全力で取り組む決意です。硬い話だと思われるでしょうが、私にとっては、難しくても努力次第で原発の是非を決める1票を自分が投じることができたらそれは大きな喜びです。身近な人にもたまたま会ったに人にも、原発の直接投票について話し、意見を聞き、署名してもらう地道な活動をして行きます。
ぜひ皆さん一緒にやりましょう!