区議会文教委員会で質問しました

給食の放射線測定結果について

現在開催中の区議会で11月30日文教委員会が開かれました。文教委員会では区立小・中学校の教育や学校生活などについて討議されます。今回、学校給食の放射線測定結果についての報告があり、私は委員として何点か質問しました。

先ず倉庫に置いてあった芝生の養生シートから高い放射線量が検出されたことについて。
その処理方法は一番高かった堀之内小学校のものは場所を移して他の場所で保管している。他の小学校はシートの上に土嚢を置いて、生徒が近づかないようにして保管してあるとのこと。最終処分方法はどこでどのように決定されるのか聞いたところ、区の危機管理室で検討しているとのこと。最後まで行方を確認したいと思います。

次に給食食材について。
干ししいたけからセシウム300Bq/Kgの値が検出されました。この干ししいたけは、静岡県、熊本県、大分県産が混ざっていたもので産地が特定できないとのこと。その後大分県産だけを計ったら不検出だったそうです。

これまで様々な場所で食材の放射線量が計測されてきて、どういうものから放射線が検出されるかわかってきています。きのこは非常に放射性物質をとりこみやすいことがわかっているのに、なぜ静岡産を使うのか?
そういうものについては産地を選んでほしい。どうしてもきのこを食べなければならないわけではないのだから、使わないということも検討してほしいと求めました。

また食材の検出限界値が20Bq/Kgになっているが、一食分を計測する際にいろんな食材をまぜると値は薄まる。検出限界値を下げてほしいことを求めました。

世田谷区では給食の牛乳から11月22日の検査でセシウム134と137の合計で9.4ベクレル/kg検出、11月29日の再検査でセシウム134と137の合計で6.8ベクレル/kg検出(検出限界1Bq/kg)という結果が出て公表されました。
世田谷区のホームページを見ると検出限界値20Bq/Kgとなっていますが、それ以下の値が公表されたのです。これには区長の情報公開すべきという判断があってのことだそう。

給食に毎日提供される牛乳です。これまでの結果から20Bk/Kgを越えることはないということがある程度わかったのですから、今後は時間やお金がかかるなら検査数を減らすなど工夫して、より低い値まで計測するよう求めたいと思います。