子育てに正解やバイブルはない

乳幼児期から学童期の発達を考える

原発都民投票〆切まであと7日
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区内で子育ての助けになってくれるお母さん達が立ち上げた団体Creoが主催する講座「発達障害を知る・学ぶ」に参加しました。

サブタイトルは「人の発達ってどういうこと:乳幼児期から学童期の発達への理解と対応」
現在6歳の我が子の変化に日々接していて、楽しみもあり、とまどいもあり、いつも初めてのことを体験しています。発達についてちゃんと話を聞きたいと思い参加しました。

発達とは社会化の過程であり、その社会の中でふさわしい行動を身につけていくこと。
親や社会はその社会の中で年齢にふさわしい行動を子どもに求めている。そして子どもは周囲が期待する行動を身につけていく。ちょっと聞いただけで大変そうです。

今困っていることが将来に生きる。例えば、社会生活を送るには我慢が必要。その我慢を身につけるためには、まず我慢することが難しい幼児期にしっかり自分の要求を親に受け止めてもらう体験をすることが大切なのだということ。そうして自分にも要求があるように人にも要求があることを理解するようになる。ずっと従順ないい子というのは将来本人が苦しむことになるということです。

長年教育を受けていく中で大人は正解を探すことが習慣になってしまっている。答えを知りたがるが子育てに正解やバイブルはない。親は自分で考えることが必要。

私には発達障害の話になる前に思うところがたくさんありました。
まず、子どもは幼ければ幼いほど気分の調整を自分でできないものだという具体的な話があり、それにはっとしました。私は発達ということを頭にいれずに、子どもが毎朝機嫌が悪く、ああでもない、こうでもないとダダをこねるのを、正論を言って叱っていたことに気付きました。保育園に行きたくなかったり、眠いのを起こされて機嫌が悪かったのを叱って、かわいそうなことをしていました。正解を探すことは子育てだけでなくこれまでの人生において、まったく意識せずにしてきました。それが学校教育で身についたものだったことに気づき、大きな衝撃を受けました。

自分のやっていることが、繰り返し行われてきた教育の賜物で、それにまったく気付かないでいた自分を知ることが多いこのごろです。

あまりに思うところが多く、発達障害の話が書けませんでしたが、それはまた次の機会に回すことにします。