新1年生の日々の挑戦

子どもも親も、自立のための試練を経験しています

息子が小学校に入学して1ヶ月がたちました。学校ではちゃんと座って勉強することにまだ慣れず、たくさん遊べる学童クラブの方が楽しいと言っていますが、それでも頑張って元気に登校しています。
母親としては保育園の送り迎えがなくなって、子どもの手が離れていく大きな一歩だと実感しています。
親の意識も変化があり、先日も新たな挑戦をしてみました。

夫の父に浜田山でランチをしようと誘われ、夫と息子と一緒に自転車で出かけました。息子も自分の自転車に乗っての外出です。でも、息子は行く途中に行きたくないと文句を言っているのを、おじいちゃんにどうしても、と言われしぶしぶついてきたのでした。実は同じ家の階下に住む叔父達に、「昼はコロッケのサンドイッチを食べようね」と言われていてそっちが食べたかったのです。店についても「ご飯食べないで待っている」というので待たせていましたが、椅子をぐるぐる回したり、テーブルの上の楊枝をばらばらと出してしまったり、「はやく帰りたい」と言ってまったく落ち着きません。そこで夫が「1人で帰るか」と聞くと少し不安そうにしながらも「帰る」と言います。浜田山から家に帰るには、井の頭通りを渡り、車通りの多い鎌倉街道を通る必要があります。かなり心配でしたが自分が一年生だった頃のことを思い出し、私もやっていたなと思い、しばらく迷った私も覚悟を決めて挑戦させることにしました。

「ちゃんと信号見てね、車に気をつけるんだよ」と言って店を送り出しました。店に残され、夫がこれで自信がつくよ、と言うのに納得し待つしかありませんでした。10分後、家に残っていた叔父に電話をすると無事到着しているとのこと、安心したのと同時に感慨に浸りました。以前初めて自転車で近くの店まで行ったのはこちらに書きましたが半年前のことなのに、子どもの成長はなんてはやいのでしょう。

子どもと一緒に親もいろんな気持ちが味わえる子育ては本当に貴重な経験です。小学校入学という人生の節目にあり、いろんなドキドキが味わえる今を思い切り楽しもうと思います。