水防訓練の視察
5月18日に臨時議会があり、区議会の人事が決まりました。私はこれから1年間、文教委員会委員、災害対策特別委員会(副委員長)を務めることになりました。
さっそく、災害対策特別委員会で5月24日に行われた杉並区の水防訓練を視察に行きました。どうやって土嚢を積んで家に水が侵入するのを防ぐか、家にあるプランターや段ボールを利用して水防壁を築く方法などを感心しながら見学させてもらいました。これから本格的な梅雨を迎え、その後も台風が続く時期、3本の川が流れる杉並区では水防に取り組むことは欠かせません。
しかし、雨は自然の恵みであり、この都会にあっても緑をはぐくみ、ちりや埃を洗い流し、空気を清浄に保ってくれる無くてはならない尊いものです。この都会に降る雨をうまく利用したり、地面に浸透させて地下水を豊にすることに取り組むことはとてもやりがいがあることだと思います。
4月まで議会で共に活動してきた市橋さんから川のこと、雨水の貯留と浸透のこと等の話を繰り返し聞いて、私もいつからか、大雨が降っているときは下水に流す水を少しでも減らす努力をするようになっていました。 これは雨水が下水に流れ込み、その下水がいっぱいになるとそれが川に流れ込み、さらに川が溢れることになるので、下水に流す水を減らそうと考えるからです。
ホームレスの方が販売している雑誌「THE BIG ISSUE」5月号の特集は「どこでも、誰でも雨水利用!」で、小金井にある”雨デモ風デモハウス”や墨田区を拠点に活動しているNPO法人「雨水市民の会」などの活動が紹介されていました。雨水の水質は天然の蒸留水で、降り始めて30分たった雨は水道水よりもきれいで、水道水は数日おいておくと腐るけど、雨水は腐らないそう。今度雨が降りだしたら、30分後に庭にバケツを出して雨水を採取し飲んでみようと企てています。