子どもに待ち望まれる プレーパーク

我が家のてるてる坊主は布団に入って寝ています。息子は大切にするとき、それを布団に入れるのです。

我が家のてるてる坊主は布団に入って寝ています。息子は大切にするとき、それを布団に入れるのです。

毎月1回、近所の公園で開かれるプレーパークを息子はとても楽しみにしています。前日に家中のいろんな場所に置かれた“てるてる坊主”がそれを物語っています。

先週開催された日曜日はよく晴れて、絶好のプレーパークびよりでした。そこに友達を誘って出かけた息子は昼になっても戻りません。午後、のぞきに行ってみると夢中になってベイゴマを回していました。「母ちゃん、お金持ってる?!」と言われ、200円でプレーパークオリジナルの「のびっぱ」とひらがなで描かれたベイゴマを買いました。

お昼はたき火で焼いたお餅を食べさせてもらったそうで、一日中そこに入り浸っていました。それでも足りず、私が帰宅すると、ベイゴマの練習台を作るといって、洗濯桶を持ってきて、二人で考え、そこにブルーシートを張って、完成させました。いつもは漫画に夢中なのに、「マンガよりおもしろい!」と熱心に寝るまでコマを回していました。次のプレーパークではもう一つベイゴマを買って息子と対戦したいと思います。

その夜、なんの気無しに理想のお昼ご飯はと聞いたら、「お餅!」と答えた息子。それってプレーパークで食べたお昼御飯だね。本当に楽しんできたんだなぁと改めて思いました。

こんなに子どもに待ち望まれる居場所があること、それをつくってくれている方たちに心から感謝します。ここがいつまでも続いてほしい、いろんなところにプレーパークがあったらいいなと思います。今日、11月20日は国連で子どもの権利条約が採択された「世界子どもの日」だそう。ユニセフでは、子どもが社会の一員として安心して成長できる「子どもにやさしいまち」づくりが提唱されています。「子どもにやさしいまち」はまち自体がプレーパークのようなんだと思います。

ブルーシートでつくったコマの対戦台。真ん中にベイゴマが回っているのがわかるでしょうか。

ブルーシートでつくったコマの対戦台。真ん中にベイゴマが回っているのがわかるでしょうか。