2018年のご挨拶
昨年も仕事がら、大変な状況にある方々と接し、話をうかがうことが多い一年でした。
HPV(子宮頸がん)ワクチンの副反応が6年にわたって続き、そのことからまったく解放されない被害者やその家族の方たち。さまざまな障がいを持ち、差別や無理解で辛い経験をしてこられた方たち。講演会で初めて聞いた、国のハンセン病隔離政策によって人生を奪われた方の話。虐待を受け、施設を転々とし、今は同じ境遇にある子どもたちへの支援をしている青年の話。そんなことが思い出されます。そういう方たちの乗り越えてきた生き方や言葉に、時には励まされ過ごしてきた1年だったと思います。
議会では特別支援教育やインクルーシブ教育、マイクロプラスチックの海洋汚染問題についても取り上げました。人間が便利に使い捨てるプラスチックによってウミガメや鳥たちがいのちを落とし、海に棲む多くの魚からプラスチックが検出されています。今も事故処理が終わらない福島原発、そして故郷に帰れない人たちがいることも忘れられません。日々の暮らしから、そして声をつたえることで未来の世代への責任を果たしていきたいと思います。
子どもたち、そして誰もが安心できる居場所のある社会をつくるために、活動を継続していきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。