子どもの権利条例をつくるのための審議会が始まりました!
生活者ネットワークは区長選挙にあたって、区に子どもの権利条例をつくる政策協定を交わしました。それが実現の運びとなり、8月28日第1回目の審議会が開かれ傍聴しました。
審議会の会長はこれまで各地で子どもの権利条例づくりに関わってこられた野村武司氏で、実効性のある提言が出されることが期待されます。公募委員が5名という多さだったのには驚きましたが、里親をされている方、障がい児の保護者、外国にルーツのたる子どもたちや困難のある家庭の子どもの支援をされている方、そして子どもがいないけれどこういう立場の自分も出来ることがあるのではないかと思ったという方など様々な立場の方がいらして、それぞれの声を届けてくれることを期待したいと思いました。
私も子どものボランティアをしている関係で何度となく子どもの権利条約の勉強会に参加をしてきましたが、そのたびに自分が子どもの権利を侵害してきたことに直面させられました。それを子育ての早い段階で学ぶ機会を得たことは、幸せなことだと思っています。
審議会では様々な子どもの声を聴く計画があり、その中には私がボランティアとして参加している外国にルーツのある「子ども日本語教室」に通う子どもたちも入っています。いつもの日本語教室では、勉強したくなくて、なんとか遊びに持っていこうとする子に、どうやったら楽しんで勉強に気持ちが向けられるのか、試行錯誤しています。子どもの本音をきいたら「勉強じゃなくて遊びたいんだ!」と聞こえてくるような気がします(笑)。
そんな子どもたちと夏には日帰りで交流自治体の忍野村にトウモロコシ収穫の体験に行ってきました。お弁当を食べた森の学習館の水場で、びしょ濡れになって水遊びをする子どもたちのイキイキとした姿を見てとても嬉しく思いました。たくさんのトウモロコシ、思い思いに自然の木の実や葉っぱで飾った「写真たて」をおみやげに家族に嬉しそうに報告する子どもたちの姿が目に浮かびました。
どんな立場の子どももその子らしく育つことのできる杉並区、その根拠となる条例ができること、それを元に様々な子ども施策が進むことを期待します。