2024年頭に寄せて
新年、あけましておめでとうございます。
石川県の地震で被災された方々に、心からお見舞い申し上げ、一日も早く日常生活を取り戻せるようお祈りします。
また、世界で起きている戦争によって被害を受けている方々を思い、平和を取り戻せるよう、できる活動をしたいと思います。
一人ひとりが自分の心を平和に保ち、足るを知る生活を送ることで世界の平和に貢献したいと思っています。そして、一番身近な基礎自治体の議員として、活動に励むことを誓います。
先日、ドキュメンタリー映画「夢見る校長先生」を観てきました。ここに出てくる学校、校長先生はすべて公立です。長野県の伊那小学校では、探求型学習を取り入れ、山羊を飼い世話をする中で算数や国語の学習をしています。その日の学習はその日に必要なこと、やりたいこと、やるべきことを考えて子どもと先生で決めるそう。子どもだけでなく先生も生き生きとして幸せで顔が輝いています。世田谷の桜が丘中学校では20ページあった学校の規則をたった1ページに減らし、生徒総会で決まった定期試験をなくすことを校長先生はじめ先生が実現しました。中学で不登校になった女性がこの学校に転校してから、学校が楽しいという思い出しかなく、自分も学校の先生になることを決めた話がありました。通知表は他人との比較だからいらないといって無くした武蔵野市の境南小学校。先生のインタビューで、みんなが授業を最高に楽しんだら、みんなが最高なのに順位なんてつけられないとの話に強く共感しました。出てくるすべての校長先生が、楽しい学校をつくろうとしていること、自分もそれをとても楽しんでいるのがステキでした。校長先生は学校の大統領、校長先生が責任をとる覚悟を決めればここまでできることには目から鱗が落ちました。保護者は主権者、主役は子ども、こんな学校が日本中に増えてほしいと思いました。
子どもの居場所は学校だけではありません。児童館、子ども食堂、外国にルーツのある子のためのボランティア日本語教室、すべての子どもに居場所があるまちづくりから、誰にとってもやさしい杉並区をつくるために活動したいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。