学校給食に納品する小松菜の収穫作業を体験!

先日、農業ボランティア登録者のための研修が上井草2丁目の団体利用農園であり、参加しました。この農園を管理しているJAの方。最初に畑から一本好きな大根を抜かせてもらい、葉っぱを少し落として、テープで葉っぱの部分を一回りして売り物にする方法を習いました。この大根はいただけるのです。大根の葉っぱが大好きなので、本当は葉っぱを落としたくなかったですが、売り物にする方法を学ぶためとのことで、泣く泣く落としました。

その後は区内の小学校に納品するための小松菜の収穫を習いました。生活者ネットは、歴代の議員がずっと給食に区内農産物を入れる提案をしてきたので、その現場に立ち会えることに静かに興奮していました。

その小松菜は露地植えで、無農薬で化学肥料もほとんど入れていないそう。子どもたちが口にするものだからという話にまた感動!

作業の工程は、小松菜をそっと抜き、根っこを切り落とし、外側の不要な葉っぱを落とし、洗ってコンテナに詰めていきます。その過程で小さな虫食いの葉っぱを落とし、抜く時にちょっと折れてしまった葉っぱを落とし、サイズが小さいものをはじいていきます。栄養士さんからは、子どもたちが口にするものだから虫食いのないもの、そしてサイズがそろっているものをお願いしますと言われているそうで、それを守っているんですね。思わず、無農薬なんだから小さな虫食いぐらい大丈夫なのに、栄養士さんにそのことを学んでいただいたらと言ってしまったところ、栄養士さんもここに来て学んでもらっていて、それで栄養士さんも変わる。でも栄養士さんも異動があるから、やっぱりそういう注文があるということでした。一緒に参加していたボランティアの方たちは多くが成田西ふれあい農業公園で一緒に学んだ方たちで、野菜への愛がたっぷり。この葉っぱもおいしく食べられるのにと言いながら、虫食いの葉っぱや少し折れてしまった葉っぱを落としていました。出荷するためには、こんなに食べられるところを落としていることを知り、改めて農家さんのご苦労、そうして私たちが食べるものを作ってくれていることに感謝の念がわきました。

納品するものからはじいた小松菜は、普段は農家の軒先販売で売ったり、他のところに出したりするそうですが、今回は私たちがいただきました。研修ということで、いただく小松菜をビニール袋に詰めたり、テープを巻く練習をしました。

農家さんが大切に育てた美味しい野菜を給食に提供してくれていることは、子どもたち、先生たち、保護者の方たちにぜひ知ってほしいと思いました。でも農家の方は奥ゆかしくて、そういうことは言わないんですよね。これからも農地を守って来てくれた農家さんのお手伝いをさせていただき、農地の大切さを区民の皆さんと共有していきたいと強く思いました。