2026年 年頭にあたって
謹んで新春のお喜びを申し上げます。
昨年を振り返ると、世界各地で戦争や紛争が絶えず、多くのいのちや暮らしが失われていることに心が痛みます。
人間の活動によってもたらされた気候危機では、毎年最も暑い夏を経験し、子育て中のお母さんから、この暑さの中で子どもを遊ばせられる場所がなく、何とかならないかとの切実な声が届きました。本当にこの気候危機をつくりだした責任を、私たち大人は絶対にとらなければなりません。築50年の2階部分に居住空間がある我が家でも、もうこのままでは次の夏を迎えられないと思うほど暑さがこたえました。
議員活動も15年目となり、やりたいことは広がっていきますが、その中の一つが、障がいがある子もない子も様々な生きづらさをかかえる子どももみんなが同じ場所で共に学ぶインクルーシブ教育を進めたいということです。社会には障がいを持った人が暮らしているのに、学校で分けられているのはとても不自然だと感じています。
先日、日弁連の第67回人権擁護大会、シンポジウムで「分ける社会を問う!地域でともに学び・育つインクルーシブ教育、ともに生きる社会へ~今、障害者権利条約が日本に求めるもの~」に参加しました。その中で心に焼き付いた映像がありました。それはインクルーシブ教育を進めている学校での運動会のシーンです。クラス対抗全員参加のリレーで障害があってうまく走れないAちゃんのいるクラスが一生懸命練習して、アンカーのAちゃんにダントツ1番でバトンを渡すのですが、Aちゃんは速く走れません。バトンを渡した子どもがそのままAちゃんを抱きかかえて走りますが2番の子に追い抜かれてします。でも追い抜いた子どもがゴールテープの前でUターン、戻ってきて一緒にAちゃんを抱えて走り出し、3番目の子も追いつき、その子はAちゃんの足をもって、Aちゃんは飛行機のような形になって、みんなが一緒にゴールテープを切ったのです。なんて素敵な運動会でしょう!私たちは学校で、自動的にいつも競わされてきたこと、学校に障がいがある子がいることで、こんなにやさしい場所になること、子どもたちは自然に思いやることを学べることがわかる映像でした。こういう学校で学んだ子たちがインクルーシブな共生社会をつくれるのだと思います。
私も東京生活者ネットワークでインクルーシブな教育を実践している多くの学校を視察してきました。その地域では障がいがある子もない子も一緒にいるのが当たり前で、保護者に東京での分離教育の話をすると、「なんで分けるの?」と首をかしげられました。日本の中で、東京でもそれを目指して工夫をしている学校があります。実際にそれを見てきたものとして、それを皆さんにお伝えしたいと、1月13日には視察報告会を企画しています。インクルーシブ教育は外国ルーツの子どもにも学校に行きづらい子にもやさしい形です。
HPVワクチンの接種が積極的に進められ、副反応報告が増え、被害が広がっていることがわかります。HPVワクチンの薬害訴訟も大詰めを迎え、社会に広めていくことが必要で、これにも力を入れて取り組んでいきたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
