2019そね文子の挑戦【その3】プラごみから海を守る

ベルギーの古都で開催された国際環境イベントに出展されたクジラのモニュメント。海岸に集まったプラボトルを材料に運河の中に設置され、海洋汚染を告発しています。中に日本製のプラも

日常生活の場から出るプラスチックごみが流れ込んだ先の海で汚染を引き起こすことが、国際社会でも大きな問題となっています。外食産業で使い捨てストローの使用をやめる企業が増えてきたのはいいことだと思います。

街中にポイ捨てされたり、風に飛ばされたりしたレジ袋などが紫外線の力で小さくなり、川を通って海に流れ着き、それが5ミリ以下の小さなマイクロプラスチックとなって海に漂っています。

マイクロプラスチックは有害化学物質を吸着します。それを小さな魚が食べ、食物連鎖で大きな魚にまで影響が及びます。有害化学物質は魚の脂肪にたまり、人体への影響も懸念されています。またクジラの死骸から40キロのビニール袋が出てきたことがあり、その死因は大量のプラスチックごみを飲み込み、十分なエサが食べられなくて死んだということです。

このようなニュースを目にすることが増え、使い捨てプラスチックを減らすことは待ったなしの課題だと認識されるようになりました。

私、そね文子は使い捨てプラスチックの使用を減らすことについて議会で取り上げてきました。杉並区ではレジ袋条例によって、多くのスーパーマーケットがレジ袋を有料化し、マイバック持参率60%を達成しています。しかし、コンビニエンスストアでのレジ袋の有料化、レジ袋が必要かどうかの声掛けは徹底されていません。さらに大手のドラッグストアはレジ袋条例の対象になっておらず、レジ袋の有料化は行われていません。

今後はコンビニエンスストアへの働きかけ、大手ドラッグストアでもレジ袋有料化に取り組むよう求めていきたいと考えています。