町会の女性の会で東北復興支援バザー開催

1年を経た3.11に思うこと

 牡鹿半島でボランティア活動 2011.10.16
牡鹿半島でボランティア活動 2011.10.16
今、区議会の会期中で予算特別委員会の真っ只中にあります。
議会の報告を書かねばと思っておりましたが、やはり去年の3.11から1年を迎えた特別な今日は今の思いを綴りたいと思います。

まずは東日本大震災で被災し亡くなった方、未だに行方がわからない方のご冥福を心からお祈りいたします。そして、被災した方々の生活が穏やかさを取り戻すことを心から願います。

今日は被災した方々のことを思い、少しでも力になりたいと、町会の女性の会で東北復興支援バザーを行いました。場所は成田東の白山神社の境内をお借りして、地域の多くの方々の物品の寄付をいただき、力を貸してもらいました。
1週間で驚くほどたくさんの物が寄せられ、募金箱や現地で支援活動をしているNPOのパネルが展示され、豚汁とおにぎりも販売し、多くの方々が足を運んでくださいました。突然の企画でそれぞれが忙しい中でのバザーでしたが、ふだんから地域で活動してきた会の方達に助けていただき、楽しく無事やり遂げることができました。私にとっては、被災した方々に地域でのつながりを与えてもらった出来事ともなりました。

震災直後は東京にいても、原発事故による放射能汚染の悲しみと恐怖で、4月24日の区議会議員選挙を目前に控え、どうすればいいのかわからない混乱した日々を過ごしていました。4年間は東京にとどまる覚悟を固め、選挙に出て当選させていただき、子どもを放射能から守るにはどうすべきかを模索し、脱原発を目標に活動してきました。その頃は1年後に自分がどんな状況にいるのか想像することもできませんでした。

この震災は多くの人にとって地域でのつながりの大切さを見直すきっかけになりました。
最近、立て続けに立川市では、2人暮らしで1人が死亡したためもう1人が世話を受けられずに餓死し、それが数週間後に発見されるという事件がありました。都会で暮らす誰にとっても人ごとではない出来事だったのではないでしょうか。

私は出産を機に現在の住居、杉並区成田東に住み始めましたが、地域の絆が強いこの場所で、今日のバザーにたくさんの協力をいただいたように、皆さんの姿から地域での助け合いということをこれからも学ばせてもらいたいと思います。