一方で涼しくなって暖かいものが食べたくなったり、暑い時は火を使って料理するのは最小限にしていたのに、とたんに料理をする気になったりしています。味噌汁も残るからとあまり作らなかったのに、また毎日作るようになりました。
こんなときこそ乾物を使おうと思って戸棚の中の物をあれこれ引っ張り出してきました。
豆、干椎茸、ちょっと変色した切干大根、長い状態の乾燥わかめ、ふのり、お扶、ひじき、干しめじ。乾燥わかめはすぐ使えるようにカットしてガラスの瓶に入れておきます。わかめをカットしながら海に思いを馳せます。青森県六ヶ所村にある核のゴミの再処理工場、この稼動に反対を始めたのは、毎日使っていたわかめ、昆布、お魚が汚染されるのがいやだったから・・・。
再処理工場の本格稼動に反対する署名を集めるときにゼッケンを準備しました。そこに書いたのは「美味しいわかめが食べたい」、「安全なお魚が食べたい」、「安全なりんごが食べたい、安全なお米、安全な長芋・・・」。なんかこの人たちすごい食いしん坊みたい、と言ってみんなで笑いました。いろいろ言っても、きれいな海を守りたいのはこんな単純な理由なのです。
そんなことをしていると、息子が起きてきました。「今日は何のお味噌汁にしようか」と聞くと「甘いお芋!」と言うので、一緒に作り始めました。味噌汁にはいつも出汁をとるために昆布が入っています。さつま芋に切干大根、玉ねぎ、油揚げ、えのき茸を入れました。私と息子が好きな甘いお味噌汁、また夫には「味噌汁にさつま芋・・・」と文句を言われそうです。