常に福島第一原発から放射能が出ていて、それが風によって運ばれて東京では空気中の放射線量の値は震災前の最大値を常に上回った状態です。水にもわずかですが、放射性ヨウ素等が混じるようになっています。
このことによって、これまであたり前にしていた日常生活を根本から考え直すことになりました。まずはこのまま東京に住み続けるべきか?
大げさだと思われることでしょうが、これまでも原発の危険性について勉強し、子ども達のために脱原発、自然エネルギーへシフトの活動をしてきた仲間、そこで出会った人たちは同じように考え、関西や九州方面に移住を決めた人たちもいます。
本当に福島の被災地の人のことを考えたら、なんて身勝手なんだ、という批判を受けましたが、5歳の子どもを持つ母親として、私のこれまで歩んできた人生の上で、このような考えを持つなというのは無理であり、これが私の本心でした。
そして、寝込むぐらい悩んで出した結論が、腹を決めてこれまでの活動を続けていこうということでした。
今だからこそ自分にできる役割がある、自分の子どもだけでなく、同じように回りの子どもたちのために今の活動を精一杯やろうと思いました。
このような環境の中で身を守るために、子どもの生活習慣や食事、免疫力を高めるような知恵を、地域のお母さん達と学びあい、子どもに伝え、子どもたちを守っていきたいと思います。
そして、回りの人と話し、協力し、自分達にできる支援を被災地に届けたいとも思っています。