原発はいらない!1万人の高円寺デモに参加して

福島原発付近の人々には長期にわたる支援や対策が必要です

公園からデモに出発
公園からデモに出発
4月10日、高円寺で行われた反原発を訴えるデモに参加しました。出発点の公園に行ってみると、そこには多くの人が溢れ、ステージも見えないような状況でした。

これまで、いくつもの反原発デモ・パレードに参加してきましたが、そこで顔をあわせるのはいつも同じようなメンバーで、「また会ったね。いつも同じ顔とばかり会うんじゃないデモにならなきゃね。」と話していました。それが、今回はほとんど知り合いに会う事もなく、いつもと違う活気、多くの人の「本当に原発は要らない!」という思いがあふれていて感動しました。
デモの列にはところどころに音楽隊が入っていて、その音楽を聴きながら、原発事故が起こってしまった悔しさと悲しさ、これからの決意など、いろんな思いが入り混じって涙が出ました。

この街中に表現された大きな力をどうやって具体的に脱原発に繋げて行くのか。
新しい人たちと繋がり、政治とも繋がって本気で日本のすべての原発を止めるために全力を尽くしたいと思います。

この日、小学生の女の子を連れたバンドをやっているというお母さんと知り合いました。
彼女は南相馬の小学校に、子どもたちが20歳になるまで水を送る活動を続けたくて募金を集めていました。彼女の話からは熱い思いが伝わってきて、一緒に頑張ろうねと言って別れました。

これからいろいろな場所で長期にわたる支援や対策が必要です。そして震災からの復興、それは3月11日の震災前の世界にもどるのではなく、持続可能な命が大切にされる世界です。今、多くの人とこの考えを共有できることに希望を感じています。

デモを企画してくださった皆さまに心から感謝します。