原発都民投票34万筆の署名にこめられた声を生かすために

署名活動をした仲間たちへ 都議会議員に働きかけよう

国立の代理人、前田セツ子さんと
国立の代理人、前田セツ子さんと
4月14日、冷たい雨が降る中、500人が集った原発都民投票Yes/Noパレードに参加しました。この日のパレードは大久保公園を出発点とし明治通りを抜け伊勢丹、アルタ前を通り都庁までのコースでした。署名集めをともに頑張った仲間と久しぶりに会うのは同窓会のような楽しさでした。一緒に参加した料理研究家の枝元なほみさんが、社会が変わらない一番の原因は「自分が何かやってもどうせ変わらない」と思っていることで、多くの人が1歩踏み出すことで社会は必ず変わる、と話されたのが心に響きました。

パレードは風船班、アピール班、仮装班などに分かれていて、私はアピール班にはいりました。歩きながら、いろんな人がかわるがわる自分の思いをマイクでアピールするのを聞いて、今自分のすべきことにしっかり取り組もうという気持ちになりました。やはり仲間と会って思いを伝え合う場は本当に大切です。

都民投票条例を東京都議会に提出するのは5月10日です。その後、条例案は都議会で審議されます。それに向けて今すべきことは、自分の地域の都議会議員に「原発都民投票についてどう考えているか」と質問することです。来年は都議会議員選挙があります。都議に「あなたが34万筆以上も集った市民の声をどう受け止めるか、見ていますよ」と伝えましょう。

請求代表者の柳浦さんは都議の方達に電話して「そんなに多くの声は聞こえてこないよ」と言われて、もっと真剣に多くの都民投票に関わった人たちから声を届けなければと思ったそうです。せっかく2ヶ月間、厳冬期に毎日街頭に立ち、34万筆以上を集めた署名があり、だからこそできる議員へのアピールをするのはまさに今なのです。私もみんなにそれを伝えなければと強く思いました。

この34万筆とは都民32人に1人の割合になるそう。この人数を持って声を届ける効果は絶大で、選挙を来年に控えた都議は絶対に無視することはできません。初めて街頭に立ったみなさん、また新たな経験をするチャンスです。今度は都議と話すことにぜひチャレンジしましょう。そこからまた新しい世界が開け、社会を変える手ごたえを強く感じられるはずです。