全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会発足

右から池田市議、松藤さん、佐藤医師、そね

3月25日、永田町の星陵会館で、「全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会」発足の緊急記者会見が行われました。撮影可能な1部と一切撮影禁止とした2部に分けて行われたこの日のプログラム。1部は杉並区でお嬢さんが被害にあった松藤美香さん、これまで全国の被害者と連絡をとり活動してきた池田利恵日野市議、宮城県で内科循環器科医院を開業している佐藤荘太郎医師、ほか自治体議員3名が会見に臨み、NHKのニュースでも取り上げられました。私もここで杉並区の対応を報告しました。

 被害者連絡会の会長に就任した松藤さんはこの日勇気を持って実名を公表しカメラにも写りました。推進派が大キャペーンを張り、新聞広告やTVCMを流す中で、被害を受けた方達はひっそりと隠れるようにして被害に耐えているのが実態です。それを伝えるための大きな決断だったのだと思います。

 2部は松藤さんの他にお嬢さんが被害に遭われた4人のご家族が実態を訴えました。あるお嬢さんは激しい痙攣が3ヶ月間ずっと続いた。医者はさまざまな検査をしても原因が不明のため、それをお嬢さんもお母さんも気づかないでいる心の病だと言われたと。またある方は自治体に被害状況を報告し、救済制度にも申請したが認定できないという結果が出てしまったそう。全身に飛ぶ痺れや痛み、そして脳に障がいが出ている方もいらっしゃいました。病を予防するはずのワクチン接種によって重大な健康被害をこうむってしまった悲劇です。「娘の身体を元の元気な姿に治してほしい」と訴える親たちの悲痛な願いは、治療できる医師を探すために何件も病院をはしごしても未だに治療方法がわからないのです。

 宮城の佐藤医師は、厚生労働省には約1000件の副反応報告が届いているが、この報告は任意で、医師が副反応と判断できず報告しない場合も多く、実際にはこの数倍の被害があると話されました。今回は、被害にあった方達の声を聞けたのが何よりの貴重な機会でした。声を聞いた私達はこの方達を支え、被害者救済、副反応報告の後追い調査、ワクチン定期接種化の再考を訴えていかなければなりません。

 「全国子宮頸がん被害者連絡会」では賛同人を募集しています。連絡先は042-594-1337事務局長は池田利恵日野市議です。