2019そね文子の挑戦【その5】学校に行かなくてもいい、ということ

私が議会活動を始めた8年前、息子は保育園に通っていましたが、小学校にあがり、今は中学生です。そんな中で声をかけていただくことが多かったのが、子どもに発達障がいがあり学校でいろんなことに困っている、いじめにあって学校に行けなくなってしまった、またいじめにあったわけではないけれど学校が合わなくて不登校になりいろいろなことに困っている、このように困難な状況にある母親たちからでした。

選挙戦たけなわです。区内のあちらこちらで政策を訴えています

そして、そのような人たちと一緒に問題を考える中で、特別支援教育のこと、インクルーシブ教育、不登校の子どもへの支援、いじめ対策などに力を入れて取り組んできました。

不登校の子どもの問題についても、まず当事者のお母さんとの出会いがあって、行政の課題を知り、その支援の必要を区に訴えてきました。

2年前に制定された「教育機会確保法」は、不登校の子どもを支援する根拠となる法律です。この法により子どもが学校以外の場所で学ぶことが認められ、「不登校は悪いことではない」「学校に行くのがつらい時は休んでもいい」ということが公に認められたのです。

国の調査で子どもの自殺が夏休み明けの9月1日に特出して多い、という事実が何を表しているのか。多くの子どもが学校に行くのがつらくて若い命を自分で絶っているのです。

また、学校に行けない自分はだめなんだと自分を責めてしまうこと、育て方が悪いと親が自分を責めたり周りに責められたりすることを防ぐために、この法律が助けになると私は信じています。法律ができたことを社会に広く啓発していくことが必要だと考えています。