困難を抱えた子どもによりそう~そね文子の提案①~

荻窪駅頭で政策を訴えました 4/9

私はこれまで、不登校の子どもや障がいがある子どもの保護者の声を聴く機会に恵まれ、たくさんのことを学ばせてもらいました。その中には行政の力で解決すべき課題も多くあり、改善を求めて議会で取り上げてきました。

また外国にルーツを持つ子どもたちの日本語支援に関わることで、その困難な状況を目の当たりにしています。そのような多様な子どもたちの学びと安心できる居場所を確保するために、これからも行政に働きかけていきたいと思っています。

そして、困難を抱えた子どもも、そうでない子も、大人が支え、成長を応援するための法的な決まり「子どもの権利条例」を子どもと大人が協力してつくりたい。助けが必要なときやつらいときに受け止めてくれる駆け込み場所、いつでも相談できる機関を条例のもとでつくり、子どもが将来を悲観しなくていい社会をつくらなければなりません。そういう杉並区にしたいと思います。

川崎市は日本で最初に「子どもの権利条例」を制定した自治体で、市内の広大な土地に設置されている「子ども夢パーク」はこの条例を具現化する施設です。この運営を市から託されている「NPO法人フリースペースたまりば」理事長、西野博之さんの講演をこれまで何度か聴いてきました。

西野さんは、条例をつくる過程で子どもたちから「大人が幸せでいてくれなければ自分たちも幸せになれない。だから大人たちは幸せでいて」と言われたそうです。私も子どものころ、親が何を考えているか、親の機嫌がどうか、感じ取っていました。今、息子も同じです。大人が幸せでいれば子どもも幸せ、そんな当たり前のことを目から鱗が落ちる思いでききました。

自分では変えることのできない人種や貧困、教育格差、虐待、体罰、などによって生きることがつらい子どもをなくしたい。すべての人が自分らしく生きられる社会を子どもにやさしいまちづくりから始めたいと思います。