CO₂排出抑制のための断熱工事をもっとしやすく~そね文子の提案⑧~

荻窪仲通り商店街を練り歩き政策を訴える4/19

私は昨年、長年の課題だった自宅の省エネ対策として改修工事を実行しました。わが家の課題は夏の暑さ・冬の寒さです。冷暖房の経費ももちろんですがCO₂排出を抑えたいと思い続けてきました。この対策のためには断熱工事が必要でした。具体的には、断熱のための内窓の設置、太陽光パネルと蓄電池の設置、数十年前のエアコンを省エネタイプに買い替えること、太陽熱温水器の設置などです。

内窓設置は知り合いの設計事務所にお願いしましたが、助成金は自分で調べて手続きも自分でやってねと言われ、苦労しましたが杉並区の助成金申請はタイミングが合わず、東京都の分しか使えませんでした。

屋根の上でお湯をつくる太陽熱温水器は、効率がよく省エネに有効と言われ、ぜひ設置したい装置です。でもいくつものメーカーに代理店を紹介してもらいましたが、私の条件で設置してくれるところが見つかりませんでした(まだ諦めていないので、今後の報告をお待ちください)。

そして実感したのは、実際に行う事業者が依頼主の省エネ相談に乗ってくれ、あれこれ提案してくれたらどんなに心強いか。また助成金の申請手続きを代行してほしいことです。

一般家庭が断熱、省エネに取り組むためには、区内のすべての事業者が区民に省エネの提案をできるようになってほしいと思いました。環境先進県である長野県では県民が建物を新築する際に、環境エネルギー性能と自然エネルギーの導入を検討することが条例で義務づけられ、建築事業者はこれを建築主に説明し促すことが義務とされています。このようなしくみをぜひ杉並区に作りたいと思います。

区民一人ひとりの行動を促すことも重要で、そのためのしかけとして、サイレントマジョリティーに働きかけ、区民全体が学ぶ機会となる「気候区民会議」の設置も後押ししていきたいと思います。