次世代型電動車いすでの外出体験
先日、セシオン杉並で、“外出支援相談センターもび~る”が主催した「近距離モビリティ(次世代型電動車いす)WHILL試乗会」に参加しました。会ではハンドルが付いているスクータータイプのもの、車いす型の軽量で折りたためるもの、小回りが利き5cmの段差も走行できる3つのタイプの乗り比べができました。車いすタイプでは、セシオン杉並の外に出て、歩道での運転も体験しましたが、比較的広く走行しやすい歩道で快適に移動できました。
3タイプを比べると、自転車と近いハンドルのあるスクータータイプが一番運転はしやすかったです。値段は一番安く、25万円。課題になるのは大きくて、バスなどに乗れず、スーパーなどの中にも入れないことです。
車いす型軽量タイプは、折りたためるため置き場所をとらないのが良い点ですが、段差を乗り越えられないので、道路では使いにくいかもしれません。病院やスーパーに貸し出し用に置いてあると良いかなと思います。値段は28万円。
車いす型の重量タイプは5cmまでの段差を安定して越えられるし、お店や病院にも入れ、電車やバスにも乗れるのは良い点ですが、重いので玄関の外に置くことになるため場所の確保が必要です。値段は45万円。
座席はどのタイプも重厚でクッションがきいていて、快適でした。自転車に乗るのが危なくなったら、これに乗ればいいかもと思えるもので、車いすは歩けない人が乗る物と無意識に思っていた意識が転換される瞬間でした。(チラシには運転免許を返納した方にも、とありました)
我が家は駅に遠く、コンビニもあまり近くに無い住宅街にあり、周りにお買い物が大変と言っている方が多くいて、これを紹介したいと思う人たちの顔が浮かびました。何よりお天気のいい日の試乗は、新しいチャレンジにワクワクし、とても楽しかったです。人生100年時代、歩きにくくなってもまだまだ一人で外出できる、新たなテクノロジーが希望を与えてくれると感じました。
高齢者や障がいのある方、ベビーカーも走行しやすい道のあり方、家のあり方にまちが変わっていくことで、ユニバーサルデザインのまちができると良いなと思いました。